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刃渡り:213mm(切っ先からマチ迄)
刃幅:47mm
厚みは2.8mmから先端に向かって1mmとなります。
銘:『祥太郎作』の印
野村祥太郎さんの製品は柄の附近に初心者様な刻印と裏の刻印があります。
堺打刃物を支える伝統工芸士の中で現役最高齢の職人、野村祥太郎さんの逸品です。
■野村祥太郎(伝統工芸士)
就業年 1962年
伝統工芸士認定年 1988年
受賞歴 2009年 瑞宝単光章
野村さんは昭和の名人である伊野氏に師事し、上物とは何たるかを叩き込まれました。並師(家庭用の包丁を作る職人)が質はほどほどで数をこなすのに対し、伊野氏は『一本でもよいので良い品を作りなさい』と言ったそうです。
野村さんは独立後もその教えを守り、どんな注文に対しても高いレベルの仕事(刃付け)をしてきました。
他の職人が3工程するところを4、5工程行い、初見の美しさだけではなく、使うほどにその良さを実感する“研ぎ”を実践されています。
職人歴50年以上の上物を作る刃付け職人は堺では数少なく、その技術を学びに来る若い職人は後を絶ちません。
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